「スクリムでは勝てている」と語ったチームが、そろってStage 2から消えた — Sentinelsだけは練習量を削る側に動いていた
Stage 2 のこの2週間で、3つのチームの選手が練習について語っている。1人は練習で勝てていると言い、1人は練習どおりに動けなかったと言い、もう1チームは練習の中身そのものを変えた。3チームの結末は、この2週間ですでに出ている。
3チームが同じ時期に、違う向きで練習の話をしていた
偶然かもしれないが、8月17日から24日にかけて出た選手インタビューには練習の話が繰り返し出てくる。しかも、同じ話題を全員が別の使い方をしている。
| 選手 | 所属 | 発言の時期 | 練習について語ったこと |
|---|---|---|---|
| Musashi | Eintracht Frankfurt | 8月17日 | スクリムで全チームに勝てている |
| JonahP | Sentinels | 8月22日 | スクリムを減らし個人練習を増やした |
| potter | Evil Geniuses | 8月24日 | 本番では普段の練習どおりに動けなかった |
Frankfurtは自信の根拠として練習を挙げた
Eintracht Frankfurtは8月14日にTeam Hereticsを2-0で下している。Musashiはその直後、チームの状態をこう説明していた。
「スクリムでは全チームに勝ててきた」— Musashi(Eintracht Frankfurt)
Hereticsについては、大会前から「練習で自分たちをさんざん叩いてきた相手」と言っていたとも語っている。つまりスクリムの結果を、対戦相手の強さを測る物差しとしても使っていた。Frankfurtは8月22日、ローワーブラケット1回戦でTeam Liquidに1-2で敗れてStage 2 を終えている。
Sentinelsは練習の量を疑う側に動いた
Sentinelsは同じ週に逆の判断をしている。8月22日に2Game Esportsを下した直後、JonahPはスクリムの本数を減らして個人練習に振ったと明かした。ランク・デスマッチ・アビリティのラインアップ練習を増やし、スクリムの本数を落とす形である。同じチームのJerrwinも、その週の方針を「今週はもう少し個人に寄せて、一人ひとりが正しい細かい判断をできるようにした」と説明している。
JonahPは、Split でのタイムアウト中に自分から助けを求めたことも話している。相手のViperに対応しきれず、その場でチームに状況を共有したという内容である。ミッドラウンドの判断を1人で抱えないようにした、という話でもある。
「先週より悪くなりようがなかった。個人としても、チームとしても」— JonahP(Sentinels)
翌8月23日、SentinelsはKRÜ Esportsに0-2で敗れてPlay-Insから脱落した。国際大会に出ないシーズンは2023年以来になる。
Evil Geniusesは敗因として練習を持ち出した
Evil Geniusesは8月22日にFURIAへ1-2で敗れた。コーチのpotterは、情報を取ったあとに撃ち合いへ行き切れなかったと振り返っている。
「プレッシャーに飲まれた。普段の練習でやっているようなプレーができていなかった」— potter(Evil Geniuses)
3チームのうちEGだけがまだ残っている。8月24日、ローワーブラケット3回戦でKRÜ Esportsと当たる。
練習の手応えと結果が一致した例が、この2週間には無い
| チーム | Stage 2 での結末 | 最後に戦った試合 |
|---|---|---|
| Eintracht Frankfurt | 8月22日に敗退 | Team Liquid 1-2 |
| Sentinels | 8月23日に敗退 | KRÜ Esports 0-2 |
| Evil Geniuses | 8月24日時点で継続中 | FURIA 1-2(8月22日) |
3例だけで一般化はできない。ただし、この2週間に限れば、練習の手応えを語ったチームがその手応えどおりの結果を出した例は無い。Frankfurtは自信の根拠に使い、EGは敗因の説明に使い、Sentinelsは練習そのものを組み替えた。3つとも「練習と本番がずれている」という同じ現象への別々の反応として読める。
Sentinelsの対応だけが、その現象を前提にして動いている点で他の2チームと違う。もっとも、量を削った週にPlay-Insから消えているので、その判断が正しかったかどうかは今回の結果からは分からない。
✍️ This is an original article by VALOPEDIA編集部.
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