zekkenら3人、差は撃ち合い後の2v2
MIBR zekken、G2 jawgemo、FUT Bambinoの3本が、同じ週末に同じ構造を別の側から語っている

Zekken · © 2022 Riot Games, Inc. · Colin Young-Wolff / Flickr / VALORANT Esports 公式 · via Liquipedia
8月30日から31日にかけて、Americas と EMEA から3本のインタビューが出た。MIBRのzekken、G2 Esportsのjawgemo、FUT EsportsのヘッドコーチBambinoである。3人の所属も立場も違うが、話している中身は重なっている。今の構成では大きな撃ち合いそのものより、その後に残る2v2や3v3の処理で試合が決まるという認識である。
3人はそれぞれ違う結果の直後に話している
zekkenは8月30日、Evil Geniusesを2-1で下して敗退を免れた直後に取材を受けている。jawgemoは同じ日にFURIAを2-1で下した後である。Bambinoは8月30日のローワーファイナルでTeam Liquidに0-3で敗れ、FUT EsportsのStage 2が終わった後に話している。FUT Esportsは敗退の時点でChampions Shanghai の出場を確保していた。
| 発言者 | 所属 | 直前の試合 | 現在の立ち位置 |
|---|---|---|---|
| zekken | MIBR | Evil Geniusesに2-1 | ローワーで生存中 |
| jawgemo | G2 Esports | FURIAに2-1 | ローワーで生存中 |
| Bambino(ヘッドコーチ) | FUT Esports | Team Liquidに0-3 | Champions Shanghai 出場確定 |
zekkenは大きな撃ち合いの後に残る局面を強みに挙げた
zekkenは自分たちの一番の強みを、キル数でも構成でもなく、ラウンドの途中で問題を解いていく力に置いた。
ミッドラウンドで問題を解いていく力が、うちの一番の強みだと思う。今のメタでは大きな撃ち合いが1回あって、その後は2v2や3v3のような形になる。その場面でうちはうまくやれている。試合を遅くして、マップの使い方を決めて、孤立した相手からキルを取る。今のメタは大きな乱戦を生むが、その後の局面にこそうちの強さがある(zekken)
この試合でMIBRはピストルラウンドをすべて落としている。そのうえで2-1に持ち込んだ。
接戦になったときに大事な場面で出せると分かったのは、大きな自信になる。どんな状況からでも勝てると自分たちに証明できた。今日はピストルラウンドを全部落とした。それでもあらゆる状況から勝てるということだ(zekken)
jawgemoは構成から乱戦が減った分だけキルが減ったと説明した
jawgemoは今季を、フランチャイズ化以降で最も苦しんだシーズンだと表現した。そのうえで、自分の数字が落ちた理由を構成の側に置いている。
フランチャイズが始まってから、一番苦しんだシーズンだと思う(jawgemo)
フラグは特に気にしていない。チームのために何をするかの方が大きいと思っている。客観的に見て、以前よりずっと多くのことをやっている。ただ、うちの構成には乱戦がそこまで無いので、同じだけのキルは出ない。ダブルデュエリストではなく、ダブルコントローラーだからだ(jawgemo)
うまくいかない試合で何が起きているかについても、空気ではなく戦術の問題だと切り分けている。ここでjawgemoが挙げたのはコールへの信頼だった。
うまくいかない時は、自分たちが掘った穴から這い上がることになる。やっているのは、相手がどう来ているかを読んで、どう合わせるかの作業だ。強く来られると消耗する。空気の問題ではなく、戦術の問題である。自分たちが何をしているのか分かりきっていない時や、自分たちのコールを信じきれていない時がある(jawgemo)
Bambinoは新しい構成と、個の一発の両方が要ると言った
BambinoはFUT EsportsがStage 1のグループを4-1、Stage 2のグループを3-2で抜けながら、プレイオフの終盤で止まったことを振り返っている。Champions Shanghai までに何をするかという問いに、構成と基本の話で答えた。
Shanghai に入るにあたって、直すべきことがたくさんある。新しい構成が要る。基本的なところを本当に締め直す必要がある(Bambino)
一方でBambinoは、詰めた準備だけでは足りないという言い方もしている。
Valorantは撃つゲームで、時にはほんの少しの魔法が要る。魔法を生み出せる選手が要る(Bambino)
3人は同じ構造を別の側から言っている
zekkenは、大きな撃ち合いの後に残る2v2や3v3を今のメタの特徴として説明した。jawgemoは、自分の構成にはその大きな乱戦がそもそも少ないと言っている。Bambinoは、締め直すべき基本と、それでも要る個の一発を並べて置いた。3人とも、撃ち合いの強さそのものを差の理由にしていない。差を置いているのは、撃ち合いに入る形と、撃ち合いが終わった後に残る形である。
| 発言者 | 差を置いた場所 | 使った語 |
|---|---|---|
| zekken | 大きな撃ち合いの後の2v2・3v3 | ミッドラウンドの処理 |
| jawgemo | 構成から乱戦が減った分 | ダブルコントローラー |
| Bambino | 締め直すべき基本と個の一発 | 新しい構成 |
3人は互いの発言を受けて話しているわけではない。同じ週末に別々の場で出た言葉を並べ、同じ構造を指していると読んだのは本紙である。
この読みが確かめられるのは9月以降になる
jawgemoは8月31日のローワーラウンド2で当たるLEVIATÁNについて、内容が読みにくいとしながらも良いチームだと述べている。Champions の出場権をめぐる位置関係にも触れた。
向こうがこちらに借りを返したがっているのは分かる。Championsの争いでは向こうの方がポイントも多いと思う。だからこの試合は、うちのChamps出場を固めるものになる(jawgemo)
Americas は9月5日のアッパーファイナルからファイナルウィークエンドに入る。FUT Esports は Champions Shanghai まで実戦が空く。zekken と jawgemo の言い分が正しいかは、São Paulo の3日間で見えることになる。
| 日付 | 大会・ラウンド | 対戦 |
|---|---|---|
| 8月31日 | Americas ローワーラウンド2 | LEVIATÁN - G2 Esports |
| 8月31日 | Americas ローワーラウンド2 | LOUD - MIBR |
| 9月5日 | Americas アッパーファイナル | NRG - 100 Thieves |
| 9月6日 | Americas ローワーファイナル | 未定 |
| 9月7日 | Americas グランドファイナル | 未定 |
✍️ 本記事は VALOPEDIA編集部による独自記事です。


