【インタビュー】GIANTX neT、Cloud9でのベンチ落ちから欧州移籍まで語る —「彼女がずっと支えてくれた」。Sentinelから Initiator へのロール転向も
GIANTX所属のneT(Michael Bernet)が、VCT EMEA Stage 2のTeam Liquid戦後にTHESPIKEのインタビューに応じ、自身のキャリアの苦境、メンタル面での葛藤、そしてロール転向と欧州での新たな挑戦について語った。
敗戦を受けて — Liquid戦を振り返る
2026年7月29日、VCT 2026 EMEA Stage 2のGroup Omega第3週で行われたTeam Liquid対GIANTXの一戦は、Team Liquidの2-0勝利で幕を閉じた。Breeze(13-6)、Split(13-7)と、GIANTXにとっては厳しい内容だった。
試合後のインタビューでneTは率直に振り返った。
「負けるのは気分が良くない。Liquidは自分たちのゲームプランを非常にうまく遂行した。僕たちはそれができなかった。パフォーマンスが足りなかった」
Team Liquid側ではkamo(Phoenix / Raze)がRating 1.56、ACS 300と圧巻のパフォーマンスを見せ、勝利を牽引。一方のGIANTXでは、westsideがRating 1.20と気を吐いたものの、チーム全体としてはLiquidの攻めを止めきれなかった。
準備不足の裏にあったロスター問題
GIANTXは今ステージ、ロスター面で大きな困難に直面していた。Stage 2に向けてneTとともに加入予定だったCihan "musz3kk" Göçerのビザが取得できず、チームは急遽対応を迫られた。2026年7月25日にmusz3kkとの契約を解消し、緊急の代役として起用されていたAdam "Jesse" Čtvrtníček(チェコ)を正式メンバーとして迎え入れた。
neTはこの経緯について次のように説明している。
「musz3kkと一緒に練習していたけど、ビザが正式に却下されてからJesseとの練習が始まった。Jesseとの練習時間はほとんどなくて、Fnatic戦の前日に一緒にプレイできたのが最初だった」
チームの連携を短期間で構築しなければならないという、極めて厳しい状況での船出だったことがうかがえる。
SentinelからInitiatorへ — ロール転向とメタへの見解
neTといえば、キャリアを通じてSentinelロールの名手として知られてきた選手だ。The Guard、G2 Esports、Cloud9と名だたる北米チームでSentinelを担ってきたが、GIANTXではInitiator(SovaやFade)へと転向。この変化について、neT自身は現在のメタとの関連を指摘する。
「Sentinelがとにかく弱いとは言わないけど、Duelistが強すぎるんだ。イニシエーターのクールダウンもなぜあんなに長くしたのかわからない。トップチームはほぼ全チームがダブルデュエリストを使っている。他の構成で戦えるなら良いんだけど、今はそれが難しい」
Phoenixの現在の強さについても「Phoenixが強すぎるというより、他のエージェントが弱すぎる」との見解を示し、バランス調整の必要性を訴えた。
新たなロールで手本としている選手としては、Sentinels所属のtrent(Trent Cairns)の名前を挙げ、研究を重ねていることを明かしている。
「彼女がずっと支えてくれた」 — 苦境を乗り越えた精神的支柱
インタビューで最も印象的だったのは、キャリアの苦しい時期をどう乗り越えたかという問いへの答えだった。
neTは2025年、Cloud9で国際大会への出場を逃し、同年10月にチームを離脱。その後NRG Academy、FlyQuestといったTier 2チームでの活動を経て、2026年7月にGIANTXと契約し欧州移籍を実現した。この間、自分の実力を疑い、プロを続けるべきか悩んだ時期があったという。
「正直に言うと、彼女のサポートがとても大きかった。自分は本当にこれを続けるべきなのか、十分な実力があるのかと何度も疑ったけど、彼女はいつも僕を支え続けてくれた」
「『あなたはすごく上手い、最高の選手の一人になれる。こんなに若くて、ここまで頑張ってきて、こんなに好きなことを辞めるなんて自分への裏切りだ』と言ってくれた。本当に感謝している」
プロとしてのキャリアが揺らぐ中、私生活での精神的なサポートがneT復活の原動力になっていたことが明かされた。
ベルリンでの新生活 — NAとEUの違い
neTにとって、VCT EMEA Stage 2は初めてのヨーロッパリーグ参戦となる。ベルリンでの新生活についてはポジティブな印象を語った。
「街が気に入っている。チーム全員がとても親切で、温かく迎えてくれた。みんな勤勉で、一緒にプレイしやすい仲間だ」
北米と欧州のチーム文化の違いについても興味深い指摘をしている。
「ヨーロッパはもっとダイレクト。みんな自分の思ったことをストレートに言う。僕もそういうタイプだから、むしろ馴染みやすかった。不満があればすぐに言い合える環境は、健全な議論がしやすい」
一方で、G2 Esportsでは約3〜4年をともに過ごして築いたケミストリーがあったのに対し、GIANTXではまだ1カ月程度しか経っていないため、「全員が常に同じページにいるのは難しい。連携の構築には時間がかかる」とも述べ、チーム力の完成にはまだ時間が必要との認識を示した。
また、ランク戦の環境については「EUの方が上」と断言。「プロ選手がしっかりランクを回している。NAでも回してはいるけど、そこまでではない。プレイヤーの母数が多いから単純に楽しい。ただ、毒性は高い(笑)」と率直にコメントした。
選手セットアップ情報
neT(IGL / Initiator)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| マウス | Razer Viper V4 Pro |
| キーボード | Wooting 60HE+ |
| Sensitivity | 0.44 |
| DPI | 400 |
| eDPI | 176 |
| モニター | ZOWIE XL2566K |
出典:prosettings.net / Liquipedia(2026年8月時点) —
出典: THESPIKE.GG
https://www.thespike.gg/valorant/news/gx-net-vct-emea-stage-2-interview/8473 ↗※ 本記事は原文の全文翻訳ではなく、事実の要点を独自にまとめ、解説を加えたものです。
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