FULL SENSEのIGL Crwsが引退を表明した — コーチ席からIGLに戻って4か月、後任はStage 1の時点で決めていた
FULL SENSEのIGL Crwsが、8月22日のPlay-Ins敗退直後に引退を表明した。ONSIDE GAMINGに0-2で敗れた試合後のスクラムでの発言である。Crwsは2020年から第一線にいたタイの選手で、2025年12月にFULL SENSEのコーチに就任し、2026年4月にIGLとして選手に戻っていた。後任のseph1rothについては、Stage 1の時点で獲得を決めていたと本人が説明している。
敗退直後のスクラムで引退を伝えた
8月22日、FULL SENSEはPacific Stage 2のPlay-Insローワー2回戦でONSIDE GAMINGに0-2で敗れ、Stage 2を終えた。Sunsetを6-13、Havenを10-13である。Crwsはこの試合後のスクラムで引退を明らかにした。VLR.ggは今回を2度目の引退と伝えている。
敗因についてCrwsは、自分の責任として語っている。
「このチームでこの戦い方を選んだのは自分だ。悪いのは自分たち5人以外の誰でもない。とくに自分だ。IGLだから」
引退そのものについては、Riotへの言葉を残している。「6年間ありがとう、Riot。自分の人生がどれだけ変わったかは、言葉にできない」。THESPIKE.GGの選手ページによると、Crwsは30歳、通算獲得賞金は69,957ドルである。
コーチ席からIGLに戻って4か月だった
Crwsの経歴で特徴的なのは、直近の1年で立場が2度変わっていることである。2025年11月にTALONを離れた後、12月にFULL SENSEのコーチに就任した。そして2026年4月、選手としてIGLの席に戻っている。IGLとしての期間は4か月で終わったことになる。
| 期間 | 所属 | 立場 |
|---|---|---|
| 2020年9月〜10月 | Magic Esport | 選手 |
| 2020年12月〜2022年1月 | X10 Esports | 選手 |
| 2022年1月〜10月 | XERXIA Esports | 選手 |
| 2022年10月〜2025年11月 | TALON | 選手 |
| 2025年12月〜2026年4月 | FULL SENSE | コーチ |
| 2026年4月〜2026年8月 | FULL SENSE | IGL |
選手に戻った直後のStage 1で、FULL SENSEは準優勝している。5月17日のグランドファイナルでPaper Rexに0-3で敗れたが、この結果でMasters Londonに出場した。FULL SENSEにとってはリーグ参入後初のシーズンであり、それ以前の国際大会は2021年のChampionsまで遡る。
Stage 2はグループステージ1勝4敗で始まった
Stage 1の準優勝から、Stage 2の内容は大きく落ちている。グループステージは1勝4敗で、初戦のNongshim RedForce戦以降は4連敗だった。Play-Insでは2勝2敗。勝った2試合はどちらもフルセットで、負けた2試合はどちらも0-2である。
| 日付 | 対戦相手 | 結果 | 段階 |
|---|---|---|---|
| 7月17日 | Nongshim RedForce | 2-1で勝ち | グループステージ |
| 7月23日 | Global Esports | 0-2で負け | グループステージ |
| 7月30日 | ZETA DIVISION | 1-2で負け | グループステージ |
| 8月1日 | Rex Regum Qeon | 1-2で負け | グループステージ |
| 8月7日 | Gen.G | 1-2で負け | グループステージ |
| 8月14日 | QT DIG∞ | 2-1で勝ち | Play-Ins |
| 8月16日 | T1 | 0-2で負け | Play-Ins |
| 8月19日 | Rex Regum Qeon | 2-1で勝ち | Play-Ins |
| 8月22日 | ONSIDE GAMING | 0-2で負け | Play-Ins |
最後の試合でのCrws個人の数字は、Havenでレーティング0.88、12キル14デスだった。8月14日のQT DIG∞戦ではSummitで18キル6デス・レーティング1.48を記録している。
後任のseph1rothはStage 1の時点で決まっていた
IGLはseph1roth(Chinnakrit Phoojaroen)が引き継ぐ。Crwsによると、FULL SENSEはseph1rothの獲得をStage 1の時点で計画していた。自身の引退が近いことを踏まえたうえで、seph1rothを「このチームの未来だ」と表現している。つまり今回の交代は、敗退を受けた急な判断ではないことになる。
Crws自身はコーチとしてチームに残る可能性に触れている。FULL SENSEのヘッドコーチには2026年にFrosTが復帰しており、コーチ席は埋まっている。Crwsがどの立場で残るのかは、現時点で発表されていない。
国際大会5回のキャリアで、最高成績は2021年の5〜8位である
VLR.ggが挙げているCrwsの国際大会出場は5回である。最高成績は2021年のChampions Berlinでの5〜8位で、2022年にはAPACのトップ20選手にも選ばれている。VCTの開始時点から第一線にいた選手のなかでは、最も長く残った部類に入る。
| 年 | 大会 |
|---|---|
| 2021年 | Masters Reykjavík |
| 2021年 | Champions Berlin |
| 2022年 | Masters Copenhagen |
| 2022年 | Champions Istanbul |
| 2024年 | Champions Seoul |
FULL SENSEはStage 2で敗退したため、次の公式戦は2027年シーズンになる。seph1roth体制での初戦がいつになるかは、日程が出ていない。
✍️ 本記事は VALOPEDIA編集部による独自記事です。
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