VALORANTがWaylayを全キューで一時使用停止 — Refractの視覚バグが「競技的公正性」を脅かす
Riot Gamesは7月31日、デュエリスト「Waylay」をVALORANT全キューから一時使用停止にした。シグネチャーアビリティ「Refract」の使用後に本来見えるはずのない視覚情報が表示されるバグが確認されたためで、競技的公正性への影響を理由に復帰時期未定のまま全モードで除外されている。
Refractで何が起きていたのか
問題の中心にあるのは、Waylayのシグネチャーアビリティ「Refract」だ。
このアビリティは床に光のビーコンを設置し、再起動することで「純粋な光の粒」となってその場所へ瞬時に帰還する、いわば緊急離脱兼リポジション用の能力。発動中は無敵状態にもなれる非常に強力なアビリティだが、今回のバグではその帰還後に本来見えるはずのない位置情報や視覚情報が画面上に表示されることが確認された。
Riotはこの状態を「不当な情報優位を与えるもの」と判断。競技シーンに留まらず、カジュアルプレイにおいても公平性を担保できないとして全キューでの使用を停止した。
なお、パッチ13.02ではWaylayがIceboxのウォール内に入り込めるという別のバグも修正されていたが、今回の視覚バグはそれとは異なる問題として、パッチ適用後に新たに報告されたものだ。
VALORANTにおけるエージェント緊急停止の前例
エージェント単位での使用停止は、競技的公正性を重視するRiotが一貫して採ってきた手段だ。
直近では2026年5月末にCypherが使用停止となった事例がある。スパイカメラに落とした武器を装着して遠隔射撃できるという深刻なエクスプロイトが発見されたためで、Cyphuerは過去にも複数回にわたり同様の問題で使用を一時停止されてきた。2024年3月に実装されたばかりのCloveもリリース直後に煙幕アビリティの同期バグでVCT国際大会から除外されている。
ほかにもOmen、Neon、Deadlock、Tejo、Reynaなど、マップエクスプロイトや意図しない視覚貫通、サーバークラッシュを引き起こすバグが確認された際には、その都度迅速に使用停止が実施されてきた。「疑わしきはとりあえず使用禁止」という姿勢は、Riotが競技品質を守るための一種のセーフティネットとして機能している。
現在の状況と今後の見通し
Riotは修正が完了次第、公式のVALORANTソーシャルメディアチャンネルでWaylayの復帰をアナウンスするとしている。現時点では具体的な修正パッチの日程は示されておらず、ユーザーは公式情報を待つ状況だ。
VCT 2026シーズンが佳境を迎えている中でのエージェント使用停止は、プロシーンへの影響も気になるところ。Waylayが各地域のリーグやPlay-Insでどれほどのピック率・バン率を誇っていたかについては、復帰後の各チームのドラフト傾向にも注目が集まるだろう。
関連情報
- 使用停止日時:2026年7月31日
- 対象キュー:コンペティティブ・アンレート・スイフトプレイ・カスタムゲーム(全キュー)
- バグ概要:Refract使用後に誤った視覚情報が表示される
- 復帰時期:未定(修正完了後に公式発表予定)
✍️ 本記事は VALOPEDIA編集部による独自記事です。
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